学部の特色

単なる「知の伝達者」としての「教員」ではなく、生徒にとって人生の先輩となる、学力、指導力、人間性に富んだ「真の教師」を育成します。徹底して学校現場で研修を行うとともに、ヨーロッパの学校現場を訪問するなど、国際的視野で物事を考えられるカリキュラムを準備しています。教育に対して強い情熱と堅固な意志を持つ学生を歓迎します。

一流の教師として重要な資質能力を育成する

綿密に構成された教育課程に加えて、「夜間学修」「夜間講座」を行い、学修内容の深化、発展を図り、「教師としての重要な資質能力」を総合的に育てます。
また現職教員研修で取り上げられている「生徒指導事例研究」「発達障害児の心と行動」などを学ぶ科目、「武道」などの型の文化を通じて相手に対する思いやりを基調とする礼儀作法を身につける科目も設けてあります。

教養教育

教養とは、人間の精神を豊かにし、思考、判断、行動の基盤となる幅広い知識を指します。本学では、哲学、歴史学、心理学など、人類の長い歴史の中で重視されてきた8つの科目を必修としています。

1年次からの「学校現場研修(学校インターンシップ)」で優れた指導力を養う

教育現場で強く求められている「生徒を理解する力」「授業力」「生徒指導力」「ホームルーム経営の力」を育てるために、1年次から小学校・中学校・高等学校で「見学・研修」「学習支援」「授業などの実習」を計画的に積み重ねます。

学校現場での研修・実習内容(年次別プログラム)

1年次

学習者の現状を知り、最も適した指導対応を学ぶ

教育実践演習Ⅰ

  • ● 学習指導支援
  • ● 個別補習指導
  • ● 授業のティーチング・アシスト
  1. 附属校で行われる授業やホームルームを参観する。休日の「個別補習指導」「部活動補助」を担当する。
  2. 千葉県内の小・中・高校において、学習指導の補助および実習を行う。生活指導補助にも参加する。
  3. 「実習日誌」に、授業参観および教育実習で学んだこと、考えたことなどを詳細に記録する。

2年次

授業における教師の役割や指導方法、授業技術を学ぶ

教育実践演習Ⅱ

  • ● 現場教師の授業参観
  • ● ホームルーム見学・補助
  • ● 学校行事見学・補助
  1. 1年次からの活動を継続し、授業技術と指導方法を学ぶとともに、授業の指導案作成、準備内容と方法なども身につける。
  2. 附属校で行われる特別活動の実習。体育大会、文化発表会などの学校行事の補助を通して、教師の役割や指導方法を学ぶ。
  3. 大学近隣校の児童・生徒を対象に、授業の補習や個別指導などの学習指導を行う。

3年次

「教材研究」「指導案の作成」など実践的授業力を高める

教育実践演習Ⅲ

  • ● 専修教科の授業実習
  • (プレ教育実習、教職インターンシップ)
  • ● 介護等体験
  1. 附属校で授業やホームルームの実習を行う。実際に教壇に立つことで、指導技術の向上を図る。
  2. 特別支援学校で2日間、社会福祉施設で5日間、介護などを体験し、人の心の痛みや価値観の違いを理解できるようにする。
  3. プレ教育実習の事前および事後の徹底した指導。

4年次

3年次までの講義・実習で得た知識と技術を総合する

教育実習

  • ● 専修教科の授業実習とすべての教育活動の実習

公開研究授業

  • ● 専修教科の公開授業と研究会
  • (第1回の公開研究授業の様子が「毎日新聞」で取り上げられました)

習志野市学生ボランティア

支援校:
習志野市立袖ヶ浦西小学校
A.Yさん
初等教育コース/島根県出身

1年次から教師に近い立場として学校へ出向き、経験を積むことができる学校現場研修では、教員になるうえで必要となるコミュニケーション能力や他の先生との関わり方など、学ぶことが数多くあります。またイメージしていた教育現場と実際の現場の異なる部分に、1年次から気づけるというのはとてもよい点だと思います。教師になりたいという強い気持ちがあれば、入学をお勧めします。他の大学にはない実践的な学修で、授業力や指導力のある教師になれるでしょう。

望ましい人間形成のための学生寮生活

「全寮制」教育で品性に富んだ教師の養成

  • 秀明学園は、2中学校、3高等学校、日本とイギリスに大学を持つ総合学園です。
  • 秀明中学・高等学校は、40年間以上にわたる「全寮制の教育」によって「優れた人間性の育成」と「驚異的な学力の伸長と進学指導」で大きな実績を上げ、全国の保護者や教育関係者から高い評価を得ています。*注)

注)高等学校からの入学者は「寮制」「通学制」を選択できます。

夜間学修で万全の教員採用試験対策

夜間学修は、「専門教科の学力向上」と「教員採用試験対策」を目的としています。「専門教科の学力向上」は、問題演習→質問受付→重要事項解説→課題のサイクルで行い、個々の学生の到達度に合わせてきめ細かく指導します。「教員採用試験対策」は、専門科目に加えて一般教養、教職教養、小論文、模擬授業および面接対策などを実施します。また、春休みには、「教員採用試験直前対策講座」が開かれます。

夜間学修のPOINT

POINT.1
小学生や中学生、高校生に教えられる十分な学力を身につける

  • 教科担当者による個別指導および問題演習(講義など)に参加する

POINT.2
実力テスト(教員採用試験対策)を受験する

  • 1年次 専修教科
  • 2年次・3年次 専修教科+一般教養+教職教養

POINT.3
学校現場実習(教育実践演習)の反省をする

  • 外部実習の意見交換会に参加する
  • 実習内容および感想を「実習日誌」に記入する

POINT.4
昼間の授業の課題を学修する

  • 授業で出された課題について担当教員に質問し理解を深める
  • テスト対策の特別講義や補習に参加する

POINT.5
教員採用試験の2次対策講座を受講する

  • 3年生は教員採用試験の2次試験対策講座を毎週1回受講する
  • 前期は教職教養の基礎事項の確認、後期は面接試験対策に参加する
  • 小中高での教職経験が長い教員から直接指導を受ける

POINT.6
教員への質問や相談

  • 大学教員と授業の質問や生活の相談を行う

POINT.7
その他、教員採用へのサポート

  • 板書や電子黒板の練習を行う
  • 教職経験者による実践講話会に参加する

T.Yさん
(理科専修/山形県出身)

夜間学修は毎週月曜日から木曜日にかけて行われています。教員に求められる基礎知識や専門分野の知識を講義形式、テスト形式で学びます。教員採用試験間近に詰め込む短期的な学修ではなく、長期的に勉学に励むことができるので、試験合格後の生活でも役に立つと思います。あまりやる気が出ず勉強ができないときでも、毎日3時間の学修時間が確保されているため、他の教員を目指す学生に必ず差をつけることができます。また仲間とともに学べることは、この学部の大きな強みだと思います。

E.Fさん
(数学専修/長野県出身)

夜間学修の主な内容は、1・2年次は専修科目の講座と授業の予習・復習を中心に勉学に励みます。専門教科の先生方にその場で質問ができるため、疑問に思った点はすぐに解決することができます。3年次では教員採用試験に向けて本格的な面接・模擬授業の練習をします。1人では練習できない実践的な形式をもとに自分の強みを伸ばし、弱みを克服することができます。毎日コツコツ積み重ねることで、学修する習慣を身につけることができ、教員採用試験時の自信にもなると思います。

生きた英語力の育成と海外教育視察研修

英語専修と初等教育コース(英語)は5か月間、他の専修コースは4週間、英語の母国・イギリスに滞在して「生きた英語力」を磨きます。さらに学校現場を訪問して、学校制度や教育指導のあり方などについて国際的視野から研修を実施します。

1年次 – 9月から2月の5か月間英語専修・初等教育コース(英語)

イギリスでの生活体験を通して実践的な英語力を養う

イギリスで5か月間の留学を行い、実践的で確かな英語力を身につけます。チョーサー・カレッジ・カンタベリー(CCC)での寮生活のほか、2週間のホームステイも設定されており、イギリス家庭の日常生活の中で、生きた英語を修得するとともに現地の歴史や文化に関する理解を深めます。

授業の内容

英文学や時事英語、発音、英文法などの授業がレベルに合った教材を用いて行われ、英語の技能をバランス良く伸ばすとともに、イギリスの生活や社会の理解を図ります。また、TOEIC受験に向けたテスト対策の授業も実施。さらに、学校訪問や地元の街のフェスティバルに参加し、日本文化を紹介します。

1年次 – 2月から3月の4週間国語・社会・数学・理科・保健体育専修、初等教育コース(英語以外)

「聞く」「話す」「読む」「書く」の英語力を確実に身につける

これからの社会では英語専修の学生以外にとっても、英語を使ったコミュニケーション能力は不可欠です。4週間の留学期間で集中的に英語を学修することにより、「生きた英語力」を身につけます。

学校視察を通じて、ヨーロッパの教育への理解を深める

学校制度や教育指導のあり方について視察研修を実施します。学生は事前にヨーロッパの学校制度や指導方法を学び、現地の初等・中等教育の学校を訪問して、授業視察やワークショップを行います。

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