看護学部のイギリス留学
医療現場でもグローバル化が進む現代では、看護職においても英語力・コミュニケーション能力は欠かせません。3年次夏休みに全員がイギリスに留学し、英語と看護精神の原点を学びます。留学中には英語の授業のほか、現地病院での医療現場の見学やナイチンゲールの眠る墓地訪問なども行います。
留学先
イギリス ケント州 カンタベリー市にある本学関連校チョーサー・カレッジ・カンタベリー(CCC)に滞在します。
留学期間・時期
渡英時期 | 留学期間 |
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3年次夏休み | 3週間 |
スケジュール例
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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1日目日本出発 イギリス到着 CCC到着 |
2日目ガイダンス カンタベリー大聖堂・市街見学 |
3日目授業開始 イギリスの交通 |
4日目休日 | 5日目休日 | ||
6日目一般英語 医療英語 メアリー・C.コールについて |
7日目一般英語 医療英語 イギリスでの看護教育 |
8日目一般英語 医療英語 研修イントロダクション |
9日目1泊研修 1日目 ナイチンゲール墓所のある教会訪問 ※現地泊 |
10日目1泊研修 2日目 ナイチンゲール博物館 医療施設見学 |
11日目休日 | 12日目休日 |
13日目医療英語 医療施設見学準備 |
14日目医療英語 近隣医療施設見学 |
15日目医療英語 メディカルロールプレイ |
16日目看護大学訪問 | 17日目障がい者施設訪問 | 18日目半日小旅行 城などを観光 |
19日目休日 |
20日目プレゼン準備 プレゼンテーション |
21日目最後の授業 卒業セレモニー 写真撮影 英国出発 |
22日目日本到着 羽田空港で解散 |
23日目日本着 |
研修内容
ロンドンヒースロー空港到着
専用バスでカンタベリーへ
オリエンテーション・CCC施設の紹介
CCCのアコモデーションに宿泊
英語研修(ALSや医療英語を含む)
医療施設見学
看護大学見学
1泊研修
メディカルロールプレイ
プレゼン準備・プレゼンテーション
卒業セレモニー
帰国
英語学修
CCCでは、看護学部専用の学修プログラムを組み、少人数のクラスにわかれて「日常英語(General English)」「看護英語(Nursing English)」を学びます。教員やスタッフが患者役となり、対話の中で症状を聞き出し、診断や処置に結び付ける「Medical Roleplay」や留学中に得た知識やそれぞれの国の医療についてまとめ、英語でのプレゼンテーションを行います。
イギリス留学を体験した
先輩からのメッセージ
学生が積極的に取り組むことができるよう工夫された授業が多く、英語がどんどん身についているのを感じました。
1泊研修
ロンドンにあるナイチンゲール博物館、ハンプシャー州にあるナイチンゲールの墓所のある教会などを訪れます。また、世界遺産であるカンタベリー大聖堂やイギリスの歴史を感じることのできる観光地も訪れ、その歴史や文化を学びます。放課後や土曜・日曜の空き時間には自分たちで計画を立てロンドン等を観光する時間もあります。現地の人に英語で道を尋ねる、買い物をするなど英語でのコミュニケーションを試す絶好の機会です。
イギリス留学を体験した
先輩からのメッセージ
ナイチンゲール博物館では学芸員の方が感情豊かに話してくださり、ナイチンゲールの看護に対する熱意や彼女の偉大さを知ることができました。
医療施設見学
現場スタッフ案内のもと、現地の病院や障がい者施設、イギリスの医療施設やそこでの取り組みを実際に見学します。障がい者施設では入所者の方々と折り紙をしたり、習字で名前を書いてあげたりしてコミュニケーションをとる機会もあります。また、カンタベリーにある看護大学を訪れ、実際に使用している最新の医療機器や医療用具に実際に触れ、体験します。イギリスの医療現場を肌で感じ、日本の医療を考える良い機会になると思います。
イギリス留学を体験した
先輩からのメッセージ
日本とイギリスの医療体制の違いに驚きました。プレゼンテーションを通してそれぞれの医療のメリット・デメリットを考えるなど、看護師を目指すうえで貴重な経験ができました。
ホームステイ
家族の一員としてホストファミリーと過ごします。家での日常的なコミュニケーションはもちろん、休みの日には近所に散歩に出かけて街のことを色々教えてもらったり、食材の買い出しに行って一緒にご飯を作ることもあります。
イギリス留学を体験した
先輩からのメッセージ
初日からとても親切にしてくださり、不安だった気持ちがすぐに払拭されました。ホームステイ期間が長いので、帰国する頃には日常会話が聞き取れるレベルにまでなりました。