教員採用試験を経て
小学校5年生の時、「学校の先生になる」と決意してから何度も諦めようと思いました。何度も楽な道に進もうと思いました。難しいことなどせずに簡単なことだけを続けて生きていきたいと思いました。はっきり言ってしまえば、そのほうが楽で何も考えなくていい人生を送れたはずです。
秀明大学に進学してからというもの、夜間学修や寮の規則など、日々の生活では自由なことはあまりなかったように感じています。事実、夜遅くまで学修を進めたり、土日はアルバイトで潰れたり。そんな日々を送り続けていました。「教員採用試験を受けなければ楽ができるんじゃないか」と甘い考えをもって過ごしていた中で、周りの友人たちは目標に向かって努力を重ねていました。今になってみれば、その友人たちがいてくれたからこそ、その火種を貰えたからこそ、努力をすることができたのだと思います。
周りの多くの人たちに支えてもらった。多くのことを教えてもらった。だからこそ、教員採用試験を乗り越えることができたのだと感じています。楽で何も考えなくていい人生を送ることは簡単かもしれません。しかし、成長もそこで止まるはずです。秀明大学という環境で目標に向かって努力することができたことは、一生の財産となりました。