教員採用試験 合格体験談

努力できる才能があって羨ましい

 1年前、先輩方の合格体験談を聞くために新しいノートを用意したのに、メモしたのはたったこれだけでした。
 私は幼い頃から諦めやすく、さぼり癖があり、周りからはよく「努力不足」と言われてきました。合格体験談を聞いた際にも、こんな捻くれた言葉を書いていたのです。
 そのような私がどうして4年生になった今、この文章を書いているのか。それは「努力できない」を前向きに考える、発想の転換があったからです。
 私は、自分の得意なことをとことん伸ばしました。具体的には、人と話すことが得意でしたので、1次試験の対策では自修ではなく、友人と授業形式で勉強をしました。1人で黙々とやってはいつか諦めてしまうから、どうにか楽しくできないかと工夫したうえでの策でした。2次試験でも大学の先生や地方教授にお願いし、また地元の教育大学の学生を誘い、できるだけ様々な人と面接の練習をしました。
 「努力」とは、辛いことを最後までやり抜くことではありません。自分を追い込むことは時には悪い方向につながることもあります。自分の長所を活かして、無理のないやり方で頑張ることです。それが合格につながると思います。

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