「夜明け」に進め、若人よ
私は長野県と群馬県を受験し、長野県は先に合格をいただいていました。しかし、本命である群馬県の合格発表の日まで、ずっと不安でいっぱいでした。教育実習中に発表された群馬県の結果。並んだ受験番号の中から私の番号を見つけて職員室に駆け込んで合格をお伝えした時の拍手と、自分のことのように喜んでくれた先生方の顔を忘れることはないでしょう。
各自治体の過去問を解き、仲間とわからないところを話し合ったこと、受験自治体の過去問を購入して何度も何度も解いて採点したこと、先生方にお願いし、面接練習を繰り返し行い、自分らしさをアピールする方法を考えたこと。できる全てを尽くしたことが、合格に結びついたと私は思っています。
教員を目指す後輩の皆さんへ、最後にサークル所属時代に書いた自作台本から、お気に入りの言葉を送ります。『「夜明け」に進め、若人よ』。時には辛くて逃げたくなります。それでも、人生の道を選ぶなら歩みだけは止めないでください。夜明けは必ず来ます。辛く寒い夜が明けたら暖かな朝の光が新たな道を照らします。だから進み続けてください。その道の先で諦めず歩き続けたあなた自身が掴み取った人生がきっと待っているから。皆さんの夜明けの訪れを祈っています。