絶対に受かって、みんなを見返したい
高校のときの私は、あまり優秀な生徒とは言えませんでした。大学に入っても勉強に熱が入るわけではなく、試験勉強に手を付け始めたのは3年の後期からです。勉強は始めてみたものの、どうせ現役では受からないだろうなと思っていました。実際、沖縄県の合格者の平均年齢は約30歳で、現役で受かる人の数は一握りなのです。
そんな中、私の心に火をつける出来事がありました。年末に帰省し高校時代の仲間と集まったときのことです。将来の話になり、来年は「教員採用試験を受ける」と私が言うと、「無理！どうせ受からないよ」と笑われました。このとき、私も一緒になって笑って過ごしましたが「絶対現役で受かって、みんなを見返したい」と心に決め、勉強に励みました。怠けたくなったときはそのときの言葉を思い出して、やる気を出したのです。その努力が報われ沖縄県に合格することができました。
教員採用試験に過去の栄光は関係ありません。過去がどんなにぱっとしなくても今からでもやり直せるのです。