11月15日(土)から16日(日)に実施された令和7年度観光まちづくり学会研究発表会にて、本学総合経営学部3年の牛嶋倖志郎さん・野村真弘さん・森田祥平さんが、ゼミの共同研究成果を発表しました。



発表題目
宿泊税に関する税務会計学的研究
研究内容
本研究は、収益認識基準公表後の宿泊税の明確な計算についての課題を税務会計学的に研究するものです。例えば、東京都の場合、宿泊税は素泊まりの料金等を課税標準とします。宿泊料金に、夕食代などの食事代が含まれるケースなどでは、素泊まりの料金を計算しなければならず、問題となります。
研究発表を終えて
牛嶋倖志郎さんのコメント
長谷川ゼミ(会計学・租税法)のゼミ長として、前期の成果を学会報告できたことを嬉しく思っています。金融機関への就活を頑張っているゼミ生との共同研究は、観光まちづくりの視点から税を考えることができ、大変貴重な経験になりました。他大学の先生に、お褒めの言葉を頂き、自信になりました。長谷川先生が時間が許す限り、連絡を密にとり、いろいろな指導をしてくださったおかげです。本当にありがとうございました。卒業まで、1年強となりましたが、それぞれの目標に向かって、切磋琢磨していきたいです。
野村真弘さんのコメント
収益認識基準は、大変難しく、牛嶋さんとの共同研究でなければ、乗り越えることができませんでした。ゼミを通じて、仲間と一緒に勉強する大切さを経験しました。秀明大学の建学の精神である「友情を培い」ということの大切さを実感しました。学会報告にあたり、何度も話し合って、友情を深めることができたことは、大学の思い出として大切にしたいです。また、総合経営演習を通じて、就職という現実と向き合うことができ、資格試験の勉強にも前向きになりました。今後は、金融機関に就職できるように奮起したいです。
森田祥平さんのコメント
秀明英光高校・秀明大学で学んだ成果を、形にできたと思っています。秀明大学は、個々の学生の気持ちを尊重して応援してくれます。長谷川ゼミは、会計学・租税法、経営学の勉強を総合的にできるので、将来のことを考えることができました。総合教養演習の時間に、寺田先生が激励してくださったことも、感謝しています。将来は、金融機関に就職して、関東圏のまちづくりに貢献できるように頑張りたいです。
長谷川ゼミで共に学ぶ4年生のコメント
私は、第一志望のホテル業界に内定を頂きました。長谷川ゼミは今年から開講されたので、4年生からゼミに入りました。長谷川ゼミの4年生は10年後の自分を見据えて、今、何をすべきかを考え、残りの学生生活を送っています。私なりに考えた今やるべきことと向き合った結果、私は第一志望の会社に内定を頂くことができました。次は、3年生が夢への第一歩を踏み出す時です。学会報告を通じて得た経験を活かして、就職活動を頑張ってください。これから秀明大学に入学する高校生の皆さんも、秀明大学で夢を実現してほしいです。
長谷川記央非常勤講師のコメント
私が2015年に研究を行った宿泊税を、ゼミの学生が再検討したことについては、感慨深いものがありました。また、宿泊税は弁護士JPの方から専門家として取材を受けたこともあり、改めて研究しなければならなかったと思っていた論点でした。今回、ゼミ生が自主的に考えて、学会報告をしたことは、担当教員として誇りに思っております。
今回の学会発表は、総合経営学部教育における研究指導の成果であり、学生の探究的学びを支える本学の教育体制を示すものです。
今後も、研究活動を通じて社会に貢献できる人材の育成を目指してまいります。
