教育実習の経験が教員採用試験に活かされる
教員採用試験に合格するために、教育実習を成功させることが大切だと考えています。実習で多くの先生方や児童・生徒と関わり、実際に子どもに対して授業を行うことは、非常に大きな経験値となります。特に、採用試験の個人面接や模擬授業においては、実習で多くの経験を積んだ学生とそうでない学生とでは、質問への回答や授業中の声がけに大きな差が生まれます。
では、どのようにすれば実習を充実したものにできるのでしょうか。まずは、日頃の授業内容をしっかり身に付けることが大切です。自分の専門分野の授業はもちろん、心理学やスポーツ演習、コンピュータ概論など、一見すると教員にはあまり必要ではなさそうに思える科目も、実際の現場では大いに役立ちます。実習に行くとさまざまな場面で秀明大学で習った知識が生かされるため、その重要性を実感できると思います。
次に、実習前の打ち合わせの際には、自分が担当する学年や単元、使用している教科書などの情報を、できるだけ多く聞いておくことが重要です。実習が始まると想像の五倍は忙しくなり、教材研究にじっくり時間を割くことが難しくなります。そのため、実習開始までに授業準備をある程度進めておくことで、毎回の授業で適切なフィードバックを得られ、授業力の向上や子どもと接する時間の確保につながります。
以上の点を参考にして実習を成功させ、教員採用試験の合格につなげていただければ幸いです。応援しています。