夢をつかんだ学びの軌跡
大学生活を振り返ると、教員採用試験合格に至るまでの基盤は、日々の講義への真摯な取り組みにあったと感じます。私は講義への出席を徹底し、授業で扱われる教育理論や最新の指導法を丁寧に学びました。講義で得た知識は、単なる暗記ではなく、教育現場でどう活かせるかを常に意識しながら吸収しました。その積み重ねが、試験勉強の際にも理解を深める支えとなりました。さらに、大学で行われた模擬授業は、私にとって大きな学びの場でした。主体的・対話的で深い学びを実現するためには、活動の流れや問いの投げかけ方を工夫する必要があります。模擬授業では、学生同士で意見を交わしながら、導入から展開、まとめに至るまでの構成を試行錯誤しました。特に、子どもが自ら考え、友達と意見を共有し、そこから新しい理解を築いていく過程をどう設計するかを意識しました。こうした経験は、単なる試験対策にとどまらず、教師としての姿勢を形づくる貴重な機会となりました。講義で培った知識と模擬授業での実践的な学びが結びついたことで、合格につながったのだと思います。